いろいろな無垢の家具を見てみよう

家具の多くは、複数の小さな木材を接着剤でつなげることで大きくした板で作られています。この板を集成材というのですが、これは太くない樹木からでも作り出せるため、大量生産が可能となっています。それに対して、太い樹木から削り出した大きな板は、一枚板と飛ばれています。厚みのある一枚板ほど、太く成長した樹木が原材料となっています。樹木の成長には長い年月が必要となりますし、成長過程で枯れてしまうことも多々あります。そのため一枚板は貴重なものとされていますし、大量生産が可能な集成材と比較すると、価格も高めになっています。そして昨今では、その一枚板から作り出した家具が、話題となっています。貴重な一枚板が使われているというだけで高級感がある上に、環境にも人にも優しいというメリットがあるからです。

環境にも人にも優しい無垢の家具

具体的にどのようなメリットがあるのかというと、まずは二酸化炭素を減らすというメリットです。樹木は、空気中の二酸化炭素を吸い込みつつ、酸素を放出します。この樹木の呼吸により、二酸化炭素の増加による環境破壊が食い止められやすくなります。さらには、空気中の有害物質や不快な匂いなども、二酸化炭素と一緒に吸い込まれます。そして樹木から削り出した一枚板もまた、樹木と同じように呼吸をします。そのため一枚板で作られた家具を設置しておくと、それだけで室内の空気は清浄なものとなりますし、快適に過ごしやすくなるのです。また、一枚板には接着剤が使われていません。化学物質が放出される心配がないので、その点でも環境や人に優しいと言えます。そのことから、一枚板で作られた家具は、無垢の家具と呼ばれています。

実際に使用されている様々な無垢の家具

無垢の家具には、具体的にはダイニングテーブルやローテーブル、チェアやベンチなどがあります。いずれも、生活を快適にするための家具ですし、使用する際には体が直接触れることになります。そのため、より快適にするために、そして安全に触れることができるようにと、昨今では多くの人が無垢の家具を使用するようになっているのです。また、より大きな一枚板を使って作られたベッドもあります。人間は1日の約3分の1を寝具の上で過ごすので、快適で安全なベッドを使用することは、健康維持に効果的です。さらに食器棚も、収納する食器などに化学物質の影響を与えないように、一枚板から作られたものがよく使用されています。昨今では食器棚だけでなく、お皿やスプーンなどの食器そのものも、一枚板から削り出されたものが使われるようになっています。